今回は作業療法士さんの面接の質問内容と回答例をひたすら書いていきます!
ミマがこれまで同席した面接の記憶を総動員して、回答例・回答のポイント・NG回答を解説していきます。
施設ごとに複数の質問をご紹介しているので、見たいところだけ見てください。
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目次
面接回答集の前に、これだけは押さえてほしい面接の注意点をお伝えしておきます。
嘘はつかない
面接ではマイナス発言をプラスに言い換えることはOKですが嘘をつくのはNG。
下手をすれば経歴詐称や詐欺になり、二度と就職できなくなるなんてことも。
質問の意図を考える
面接官がする質問には、言葉通りの内容でなく質問の意図があります。
例えば、面接でこんな質問をされたとします。
作業療法士を目指した理由はなんですか?
一例ですが、この質問に隠された意図はこんな感じです。
理学療法士でもよかったんじゃないの?
したがって、たくさんある資格の中で。
特に同じリハビリ職である理学療法士ではなく、作業療法士をあえて目指した理由を明確に答えるといいでしょう。
このように、面接では相手の意図を察して答えることが採用への近道です。
回答は「具体的」「簡潔」「明確」に
人間の耳は、口頭での情報を全て記憶することは難しいです。
にも関わらず、
すごいOTになりたいです!!
実は10年前の話なんですが、よく晴れた日に私は家をでて5分位あるいたところの公園に遊びにいったときにすべりだいでころんでしまい怪我をしたのですが%$#%’!!
こんな感じで思いの丈を全て話してしまうのは非常に相手に伝わりにくいです。
質問の回答をするとき、伝えたいことは「一言目」に「わかりやすく」発言しましょう。
全体的な長さで言うと、簡潔に二言(息継ぎを2回するくらい)にまとめると長くなりすぎずおすすめです。
知識豊富でいろんな角度からのリハビリを提案できるOTになりたいです。
10年前のケガがきっかけでOTにあこがれ、自身もしてもらったように患者さんに希望を与えたくてこの仕事を選びました。
共通の質問はよく出る順に並べています。
「自己紹介」と「作業療法士になった理由」は必ずと言っていいほど聞かれるので、回答を考えておきましょう。
「2021年度に〇〇大学を卒業するミマと申します。
にぎやかな家庭に産まれた為、もともと人見知りがない性格なのですが学生時代に3年勤めた飲食店のアルバイトの経験もあわせて、コミュニケーション能力には自信があります。
飲食店ではコミュニケーション能力だけでなく、とっさの臨機応変な対応を心掛けておりましたので、作業療法士として就職した際はこれらの能力を役立てながら、自身での勉強を怠らず、患者様や地域社会に貢献していきたいと考えています。」
どんな性格なのか・緊張してるかしていないか
1分~1分半くらいがベストの時間だが、作った文章は思ったよりはやく終わるので練習で時間を計っておくと良し
短すぎる(30秒程度)・名前と年齢と出身のみの自己紹介
「3年前の祖母のリハビリがきっかけです。その時に初めて作業療法士がどのような仕事かを知り興味を持ちました。
リハビリを終えた祖母はすっかり元気になり笑うことも増え、今も私とよく外出をします。
あの時の作業療法士さんのようにリハビリを通して患者さんに笑ってもらえるような仕事に就きたいと考えたからです。」
本人のやる気や生い立ち。
たくさんある資格の中で「あえて理学療法士を選んだ」理由を答える。簡潔に二言くらいで終わるのがポイント。
「資格をもっていると仕事があると思った」「なんとなく」「お給料が高いと聞いた」
自己PRと勘違いしないように。
私の短所は几帳面な部分です。完璧主義な部分が少しあり同僚からも「細かすぎ」といわれてしまうこともありました。
しかし事務作業や患者さんの情報をきっちり整理することもでき、周りに喜ばれることも多いので、私の几帳面な部分は短所でもあり長所でもあると考えています。
どんな性格か
短所で終わらない・なぜ短所と長所だと思うのか説明を一言加える・~は短所でもあり長所でもあります。」で締めくくるとプラスに言える
「長所は特に思いつかないのですが、短所は細かい作業が苦手なところです。」など・もしくは短所だけ回答する
学生時代はバトミントンをやっており、学業と料率させながら県大会に出場することができました。
残念ながら優勝はできなかったのですが5位まで勝ち残れたことは本当にいい経験になりました。
継続力があるか・接遇(礼儀)が鍛えられているか・ストレス耐性はあるか
なにもなくても必ず答えること、学生時代の勉強やインターンの話をするときは何人のどんな患者を診たかを具体的に答えること
「何もしていません。」「バイトを頑張りました!!」
これまで一番苦労したことは学生時代のゼミ活動でした。
同級生同士の意見が対立してしまい一時はゼミが解散になる危機にもなりましたが、どうにか仲裁にはいれそうな人数を集め、話し合いの場を設けました。
結果、お互いがどうしても譲れない点を出し合いルールを細かく決めることで話が収まり卒業までゼミを存続させることができました。
採用後すぐに退職しないか(嫌なことがあっても耐えられるか)・問題解決する能力があるか・コミュニケーション能力があるか
解決できなかったエピソードやマイナスなエピソードはNG、採用者は苦労話よりその後の解決方法を聞きたがっている
解決できていない話、
貴院(施設)の〇〇な理念は、自身がリハビリを行う上で大切にしている部分と重なり共感したのがきっかけで志望しました。また、貴院は〇〇のリハビリや治療に特化しているとHPで拝見しましたので、最先端の技術を学び自身の技術を向上できれば思います。
たくさんある中で「あえてうちの病院を選んだ理由」を聞きたい
「共感した」だけではなく「どう共感したのか」を具体的に答えることがポイント
「近かったから」「お給料が高いから」「休みが多いから」
貴院がよk
「なぜその疾患に興味」があって「あえてうちの病院を選んだ理由」を聞きたい
「近かったから」「お給料が高いから」「休みが多いから」
はい。私自身も様々な部署で知識や経験を広げていきたいと考えていますので、人事の異動に従います。
希望と違うことがあっても退職しないか
「できません」「やりたくありません」「わかりません」
他の方の考えや意見を聞ける場を設けて頂けるのはとてもありがたく思いますので、ぜひ参加させて頂きたく思います。
もし業務外であったとしても事前にわかっていれば時間も調整できます。
やる気があるか、致し方ない残業は大丈夫か
答え方次第で嫌がってるように聞こえてしまうので注意
「できればやりたくない」「やらない」「業務時間ないであればやる」
向上心が低いと思われる回答はNG
「先輩OTの数はどれくらいでしょうか?」「勉強会は月何時間くらいでしょうか?」
本当にうちに興味があるのか、積極的か、向上心があるか
質問無はNG、ありきたりなものでOK
「お給料はいくらですか」「残業はありませんか」
雇用条件に関することは聞きすぎると印象が×
特養希望の作業療法士はかなり少ないため、面接では病院でなく老健でもなく特養を希望した理由を確認されます。
面接官が聞きたいことはおもに、
この子、病院で採用が無くてきたのかな?すぐ退職しちゃわないかな?
だと思って下さい。たとえどんな理由であっても
私は特養だから働きたい!すぐやめない!!
ということをしっかりアピールしてくことがポイントです。
貴施設は、入居者様が最後まで楽しく生活できる様、普段からの外出や施設内イベントに力を入れられているということをHPにて拝見いたしました。
その中でも近隣の幼稚園との交流会では、実際に孫が遊びに来てくれたかのように喜んでもらえる入居者様がいるとのことで、私もリハビリ以外でもこういった入居者様の喜んだ顔が見れるお手伝いをしたいと思い貴施設に志望致しました。
たくさんある中で「あえてうちの特養を選んだ理由」を聞きたい
施設独自の特徴(外出行事に力を入れているなど)を混ぜ込むと〇
「楽そうだと聞いた」「体操メインだから」
病院の様に一時的に携わるのではなく、1人の入居者様と長く関わりたいと強く感じたので、病院ではなく特養を希望致しました。
特養ではリハビリテーション専門職の配置は義務付けられていませんが、その中で最後まで入居者様に心地よく生活できる手助けが作業療法士だからこそできるのではと思っております。
「病院じゃなくて特養」の理由。特養の特徴と病院の特徴を比較してなぜ特養がいいか伝えると◎
「病院よりも忙しくなさそう」「お給料が高いから」
はい、特養でのリハビリは生活貴メインであることは理解しております。
実際に働いてみるとギャップを感じることもあるかもしれませんが、それはきっとどこに就職したとしても起こり得ることだと思いますので、自身の成長につながると思い乗り越えていきたいと考えております。
入職後のギャップですぐにやめないか? 業務内容を理解しているか
ギャップがあっても対応できることをアピールすると◎
「いまのところ大丈夫」「頑張ります」
急変に関しては、現場の先輩や上司の方の対応を見てどのようにすれば良いのかを勉強し、臨機応変な対応ができる作業療法士になれる様努力しようと考えております。
看取りに関しては、実際にその場に居合わせるとつらい部分や驚いてしまうことが正直あると思います。しかし医療の現場に携わる身である上はそのようなことにも居合わせる覚悟でいます。
実際に看取りや急変に対応するのがつらく辞める人もいるので確認
「できれば見たくない」「知らなかった」
「施設の平均の介護度はどれくらいでしょうか?」「リハビリ職(OT)の方の人数は何名でしょうか?」
本当にうちに興味があるのか、積極的か、向上心があるか
質問無はNG、ありきたりなものでOK
「ありません」
老健も同様に作業療法士が希望すると、珍しいと思われがちな職場です。
なんで回復期病院にいかないの?
面接官が気にするポイントの大部分がここなので、
回復期と違って老健のこんなところが好き!
というのをしっかりアピールしていきましょう。
たくさんある老健の中でも、施設の在宅復帰率は80%以上だと伺いました。在宅復帰率が高い貴施設なら、入居者様の在宅復帰への手助けがリハビリでできるのではと考えております。
また、先輩のOTやPTも多く在籍しており技術の向上が図れる点も魅力的でした。
たくさんある中で「あえてうちの老健を選んだ理由」を聞きたい
実習で病院でのリハビリを経験した中で、患者様が退院後どうなっていくのか気になり医療分野ではなく介護分野での仕事に興味を持ちました。
退院後の在宅復帰の力になれる様、経験を積んでいければと考えております。
老健は回復期の延長線上であり「介護施設」だということを理解しているか、なぜ病院を選ばなかったか
「回復期よりゆっくり仕事ができそう」「病院より楽そう」
実際に授業や実習・先輩から話を伺い理解はしているつもりですが入職するとそのギャップや思っていたのと違う部分も多くあるかと思います。
毎日が勉強だと思い、精進していきたいです。
老健は回復期の延長線上であり「介護施設」だということを理解しているか、なぜ病院を選ばなかったか
「わからない」「似たようなものだと考えている」
「在宅復帰率は何%ですか?」「勉強会は月何回くらいありますか?」「他職種との交流の場(クラブや行事)はありますか?」
本当にうちに興味があるのか、積極的か、向上心があるか
質問無はNG、ありきたりなものでOK
「ありません」
病院や施設と違いデイケアは1人の患者に対するリハビリ職の人数が多く、看護師や介護士・ケアマネなど他職種と知り合う機会が増えます。
面接では在宅の中でもなぜデイケアを志望したのか、コミュニケーションが取れるかを気にされます。
学生時代から在宅支援に興味が強くあったのがきっかけです。病院のリハビリももちろん重症ですが、退院後の生活リハをケアすることでより社会貢献できるのではと考えました。
また貴施設ではPT・OTの配置人数も多く技術を学ぶ環境も充実しており、外出支援にも力を入れている姿勢もとても魅力的でした。
施設でもなく病院でもなく「デイケアがいい理由」「興味を持った理由」
デイケアが何か理解しているか
「デイサービスでは働きたくなかった」「リハの人数が多く仕事が楽そうだった」
(できる場合)可能です。
(免許があるけどできない場合)免許は所持していますが、大型車の運転の経験がなくできかねます。
車の運転可能=送迎可能というより、大型車の運転ができるかどうか必ず聞かれます。
できるけどやりたくない・怖いから無理など正当な理由を伝えない。
病院は「回復に近づける」リハビリ、デイケアは「回復後に自宅で過ごし続けられるリハビリ」だと考えています。
例えば病院では骨折された方が歩ける様にリハビリをしますが、デイケアでは歩けなかった場合の福祉用具を使う想定をしたリハビリや、その状態での家事を行うことを想定したリハビリを行います。
回復しきれなかった場合の生活を先回りして考えリハビリを行うのがデイケアだと思います。
新卒でこの質問は珍しいですが、病院とデイケアの違いを認識しているかの確認
「変わらない」「在宅と急性期」
「取り組まれているイベントや年間行事はありますか?」
本当にうちに興味があるのか、積極的か、向上心があるか
質問無はNG、ありきたりなものでOK
「ありません」
作業療法士さんの就職先の中で特殊である放課後デイサービス。
成人ではなく未就学時〜中学生くらいまでを相手にするため、気遣いや子供に対する対応がしっかりできるのかを気にされます。
成人や老人ではなく、なぜ放課後デイなのかをしっかりアピールしていきましょう。
弟が発達障害を持っており、通所先の作業療法士さんが長年弟をサポートしてくれたことがきっかけです。弟の様な障害を持った子どもたちのために何かできないかを考え作業療法士になり、当施設を志望しました。
貴施設では子供の成長を親身に考えているスタッフさんが多いと拝見し、とても感銘を受けました。私もこの環境で学び技術を身に着け、子どもたちがのびのびと生活を送ることができるよう力を尽くしたいと思い、志望致しました。”
成人との違いは理解しているか
志望理由は特に具体的に書くこと
「成人よりも小児が負担がすくなそう」「土日休みがいい」
(できる場合)可能です。
(免許があるけどできない場合)免許は所持していますが、大型車の運転の経験がなくできかねます。
車の運転可能=送迎可能というより、大型車の運転ができるかどうか必ず聞かれます。
できるけどやりたくない・怖いから無理など正当な理由を伝えない。
抵抗は全くありません。
リハビリ業務という枠ではなく放課後デイの業務として、子供たちとの遊びや作業・行事ごとの小物作りなどリハビリ以外にも積極的に参加したいと考えています。
業務内容を理解しているか
「忙しい時は可能です」「手が空いていれば可能です」
もちろんです。学生時代はクラブ活動もしており体力には自信があります。
実際に体力勝負なことが多くそれが理由で辞める人も。
「ありません」
訪問リハビリでは、相手の自宅へ訪問するため対人スキルが求められる仕事です。
相手の自宅へ行くことに抵抗がないか、1日のノルマがある場合こなせるかなど聞かれる場合が多く有ります。
また、高収入な職場が多いため、収入目当てではないかなども面接官は気にするでしょう。
「なぜ」訪問リハビリへ希望したいのかしっかりアピールすることが必要です。
学生時代から地域リハビリテーションに興味があり、貴事業所は、訪問リハビリの研修会にも積極的に参加しているとお聞きしており、未経験な私としてはとても魅力的な環境でした。
1対1でのリハビリのスキルを向上させ、自身の能力を向上できればと考えております。
たくさんある中で「あえてうちの訪問ステーションを選んだ理由」を聞きたい
「お給料が高いと聞いた」「土日休みだから」
初日からノルマをこなしきることは難しいかもしれませんが、求められた仕事に対しては成果を出せるよう、精一杯努力していきたいと考えております。
また時間制限がある中でも、患者様に満足の行くリハビリを提供できるよう、こちらも精進していく所存です。
訪問看護にノルマがあることを知っているか・「ノルマが厳しい」と言ってやめてしまわないか・患者に雑な対応を行わないか
わかりません・頑張ります・ノルマを減らしてもらうことは可能かなど聞く
「1日の訪問件数はどれくらいでしょうか?」
「利用者様の中でも多い疾患はどのようなものですか?」
たくさんある訪問看護ステーションの中でも、面接先に興味を持っている理由を聞きたい
特にありません・お給料の話など
より効果的な面接対策をしたいのなら、転職エージェントをうまく活用しましょう。
転職エージェントは、面接対策だけお願いすることも可能です!
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今回はいろんな施設での作業療法士さんによくある質問を書いてみました。
面接回答もばっちり!これで内定間違いなし!
と思った方はあとひとふんばり。
面接は質問に答えるのももちろんですが、身だしなみ・書類・面接マナーなどの下準備もしっかり行いましょう。
今回の記事で、転職活動中・就職活動中の皆さんのお役にたてるよう祈っております。
お読みいただきありがとうございました!