理学療法士が職務経歴書を出す理由とメリット|履歴書との違いを解説

今回は職務経歴書を書く意味について。

来週面接行くけど履歴書だけでいいやんな?
職務履歴書とか書く意味わからん!

職務経歴書って、履歴書と同じでしょ?と思う人が結構多いです。

なので、理学療法士や作業療法士の面接では職務経歴書を出さない人もいます。

しかし元転職エージェントのミマからすると、職務経歴書はどんな場合でも必ず提出しましょう。

確かに作成には時間もかかるし面倒です。

しかし、職務経歴書があるのとないのとでは、内定率が大きく変わってしまいます。

そこで今回は、職務履歴書を書くと理由とメリットをまとめてみました。

今回の記事はこんな人に見てほしい
  • そもそも職務履歴書がなにかわからない
  • 履歴書との違いが判らない
  • なくてもあっても一緒だと思ってる
  • 人前で話したり面接が苦手
  • 内定率を上げたい

職務経歴書の作成方法やポイントはまた別の記事でご紹介します!

職務経歴書とは?履歴書との違いは何?

自分の能力をアピールするための書類

職務経歴書は
自分を売る(採用をもらう)ためのプレゼン資料

履歴書があればよくない?

という人も多いですが、そもそも履歴書とは役割が全然違います。

履歴書は
面接をしてもらうために最低限の基礎情報を書く書類

職務経歴書は
面接に合格するために自分の能力をアピールする書類

同じものだと思う人も多いのですが内容も目的も異なるので要注意を。

履歴書に書く内容

  • 自分の基礎情報(住所・名前・年齢・性別)
  • 自分のこれまで働いた職場の名前
  • 採用された場合の希望の条件

職務経歴書に書く内容

  • 自分のこれまで働いた職場の形態
  • 自分が行っていた業務内容
  • 自分が仕事をする上でどんなことができるか
  • これまで仕事であげた成果・結果

履歴書=自己紹介
職務経歴書=プレゼン
目的の違いをよく理解しておきましょう。

提出不要でも職務経歴書を出した方がいい理由

応募の必要書類に職務経歴書がない場合でも、職務履歴書は必ず出してほしいです。

職務経歴書は提出不要の場合でも作成することにより、他社との差別化を図ることができます。

他社との差別化って?

面接の際に職務経歴書が不要な理由としては、以下の様なものが考えられます。

  1. 応募者が多数予想されるのでふるいわけをしたい
  2. 未経験者でも採用している
  3. 書類選考がゆるい、面接重視にしている

ぱっと見だと職務経歴書を出さなくても大丈夫そうなこれらの理由は

職務経歴書を出すと有利になることばかり。

詳しくお話ししていきましょう。

応募者が多ければ職務履歴書で他の人と差別化できる

応募多数な求人=応募の書類も多数

人気な求人に応募するのであれば、なおさら職務経歴書でアピールが必要です。

採用担当者に
「この人良さそう!会いたい!」と思ってもらうには職務経歴書で周りと差をつけることが近道。

未経験者が多いのなら職務履歴書の経験欄や自己PRで有利に立てる

MEMO

未経験OK=人柄や能力重視の採用

履歴書だけだと、人柄重視の書類選考を通るのはなかなか難しいです。

ですが、自分の長所や学生時代の積み上げをメインに書いた職務経歴書があると

採用者にも人柄が伝わりやすく周りの人との差別化ができますね。

面接先により自由に内容を作り替えれる職務経歴書だからできることですね。

面接重視は提出書類で採用が決まる

MEMO

面接重視=書類で印象付けすると楽ちん

面接重視だと、書類をじっくり見られないと思うかもしれませんが、書類が通りやすいだけでちゃんと内容は確認されます。

なんなら、後ほどの面接で質問内容を決める材料になったりすることも。

そうなったとき、自分が有利になる(答えやすい質問がくる)ための職務履歴書はあったほうが内定率も上がります。

職務経歴書が必須でなくても必ず提出しましょう!

理学療法士が職務経歴書を出すメリット

職務履歴書を書く一番のメリットはこれ。

POINT

黙ってても相手に「自分の能力」が伝わる

職務履歴書さえあれば黙っていても相手に自分にこんなことができるよ!と伝えてくれるのです。

履歴書だけでも伝わるやん…?

いぬさんのいう通り、履歴書にもこれまで働いていた病院名や施設名が書いてありますね。

しかし、世の中病院や施設なんて山ほどあります。

理学療法士さんの転職では職務経歴書は絶対に必要です。

病院名だけでは説明できない業務内容を相手に伝えることができる

リハビリ職は業務内容が多岐に分かれます。

一般企業の転職でも職務経歴書は必要と言われていますが、営業職であった場合

マンション売ってました!

事務用品売ってました!

これだけでだいたいの業務内容が想像できます。

しかし、理学療法士は回復期リハひとつ取っただけでも、高次脳なのか脊髄損傷なのか。

はたまた肺炎による廃用症候群なのか。

疾患が山ほどあり、病院によりどんな疾患の患者さんを対応するのかも異なるわけです。

この多種多少な経験を、履歴書一枚の

A病院で働いていました!

これだけでは全く言葉足らずですね。

だからこそ、履歴書で業務内容の説明を終わらすにはもったいなさすぎるんです

職務経歴書は経験が浅い人ほど得をする?

履歴書は書く内容が決まっているのに比べ、

職務経歴書は何を書いてもOK。

そしていくらでも書き増しできます。

経験年数が少なくても
経験した内容・自己PR・自分の長所】などでカバーできる!

まだ数年しか経験ないからそんなに書くことないわ!
履歴書だけでよくない?

自分の経験年数が少なくて…
書類選考を通る自信ないなあ。

こんな人ほど職務経歴書で自分をアピールしましょう!

面接が苦手な人の助け舟にもなる

面接が苦手な人ほど、職務履歴書は作りましょう。

面接って当日終わってから

うわぁああ、あのときもっとアピールできることがあったのに…

自己PRの時間、緊張しすぎて全然喋れなかった。

なんて後悔したこともあるはず。

そんなときに自分の能力を代わりに説明してくれるお助け船。
それが職務経歴書!

採用担当者も、相手の能力がわかる説明書が手元にあるほうがわかりやすいですし

人の話は、耳で聞くより目で見る方が頭に情報が入りやすいのでそれもおすすめ理由の一つです。

書類選考から入る選考では確実に有利に立てる

大手の病院なんかだと、まず面接ではなく書類選考から入る選考がありますよね。

その場合、職務経歴書があるのとないのとだと通過率が全然違います。例えば、

イヌさんはどっちのリンゴを買いますか?

Question

値段と産地が書いたリンゴA

値段と産地と糖度と向いてる料理が書いたリンゴB

そりゃBでしょ。

なぜでしょう?

だってどんな甘さで、なにに使ったらいいのか一目見たらわかるから。

書類選考もこれと同じです。

同じ経歴と年齢の理学療法士さんの書類選考があったとしたら、

利用価値が高そうな方を選ぶのは当たり前。

他社との差別化をして、自分に利用価値があるのを証明するために職務経歴書は必ず作成しましょう。

まとめ:内定が欲しければ職務経歴書を作成しましょう!

職務経歴書を作るメリット、いっぱいありましたね

  • 喋らなくても相手に能力が伝わる
  • 書類選考も通りやすい
  • 他と差別化できる
  • 未経験でも書類選考に通りやすい
  • 面接が苦手な人のことも助けてくれる
  • 半永久的に使い回しできる

正直言うと、ミマも作るのめんどくさくて嫌いです。

ですが、自分のできることできないことがはっきりするので

面接前のいいウォーミングアップにもなります。

そして一回書く意味を知ったらもう履歴書だけでは面接にいけなくなっちゃいます。

みなさんも希望先に内定をもらうには、ぜひ職務履歴書を作りましょう!

以上、お読み頂きありがとうございました。

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