理学療法士の職場を給料・休日・福利厚生で紹介【就職先の選び方】

今回は、就職・転職でお悩みの方に、理学療法士の働ける場所一覧のご紹介です。

ただの就職先一覧ではなく、元転職エージェントの視点から見た働きやすさ視点の就職先・転職先一覧を作成しました!

自分がしたいリハビリ内容で就職先を選ぶことは大切ですが、「好き」「やりたい」だけでは長持ちしません。

仕事は生活の一環となるので、自分のライフスタイルに合わせた職場を選ぶことも就職先を決める重要な方法です。

それではご紹介していきます。

今回紹介している条件に関して、必ずあるよ!というものではありません。
あくまで、こういう就業形態の施設が多いよ〜という参考記事になりますのでご了承ください!

理学療法士の就職先は大きく分けると7種類

まず初めに、理学療法士が働ける場所はこれだけあります。

理学療法士の就職先
  1. 病院(急性期・回復期・維持期)
  2. 介護老人保健施設
  3. 特別養護老人ホーム
  4. 訪問看護ステーション(独立・病院内)
  5. デイサービス(独立・病院内)
  6. クリニック

今回はこの7つを休日・給料などの働き方視点でご紹介していきます!

その①.病院:福利厚生抜群!部署移動でステップアップも可能

施設・働き方の特徴は?

一番のメリットは雇用条件の充実

社会保険完備・福利厚生・退職金・有休消化のバランスが良い職場が多い

休日も年間休暇が120日以上の職場が多数

人事考課制度を取り入れている所も多いため、順当に給料の昇給も望める

給料は?

1年目:年収300〜330万円程度

2〜5年目:年収330〜360万円程度

休みの取り方は?

通常の休み以外に生理休暇・創立記念日・アニバーサリー休暇などの特別休暇が多い

【急性期・維持期】

週休2日制

土日も出勤(病院により日曜休み)

祝日・祭日は病院により異なる

年末年始・GWは公休

【回復期】

365日でシフト制

月8日休み

年末年始・GWなども出勤日

勤務時間は?

9:00〜17:00頃が基本

夜勤はなしなので、時間のシフトは1パターンのみが多い

福利厚生は?

社会保険完備

独自の積立年金

退職金

産休育休制度

学会費用の負担

借上賃貸

病院内託児所

給食制度  など

いい点

福利厚生の充実・土日が休みの場合も有・17時〜18時定時の病院が多いので生活しやすい

リハビリスタッフの人数が充実していることが多いので、休みも取りやすい

悪い点

別の病棟や併設するデイ・訪問看護に移動させられる可能性有

勉強会は残業して参加しなければいけない場合がある

固定休みは取れない

その②.介護老人保健施設:忙しさの基準は在宅復帰率!退職金の有無は要確認!

施設・働き方の特徴は?

介護老人保健施設は、高齢層と触れ合いながらも医療に近いリハビリ提供が可能

在宅復帰率で忙しさが異なり、強化型・超強化型はリハビリにもかなり力を入れているので、下手なリハビリテーション病院より忙しい場合も

雇用条件は病院・特養と同じように、手当や社会保険も完備されている

退職金がない場合があるので要確認

施設自体は365日稼働しているが、リハビリ科は年末年始などは公休扱いの場合が多い

給料は?

1年目:年収320〜350万円

2〜5年目:年収350〜380万円

超強化型や強化型の場合は平均より高く給料を設定している施設も有

休みの取り方は?

シフト制

土日出勤有

週休2日よりも月8休の形態が多い

施設は365日稼働しているが、リハビリ科は年末年始は休み

勤務時間は?

8:30〜17:30頃までが基本

福利厚生は?

社会保険完備

住宅手当

借上賃貸

給食制度 など

いい点

施設長がドクターである場合が多いので、医師との距離が近い

介護度が低い入所者が多い傾向のため、リハビリの身体的な負担が少ない

悪い点

入所者の人とのコミュニケーションで悩む場合がある。(入所退所を繰り返してやる気がない人など)

施設内に訪問やデイを併設している施設は、兼務で採用の場合もある

(兼務でなくてもヘルプに行かされる場合も有)

その③.特別養護老人ホーム:介護分野では給料高め・良い悪い意味でも「1人の入所者と長く付き合う」職場

施設・働き方の特徴は?

特養は要介護度3〜5程度の入所者が多いので、介護に違い身体機能維持のリハビリが多め

社会福祉法人・医療法人が運営しているので福利厚生等は充実していますが、退職金がない場合があるので要注意

給料は?

1年目:年収330〜360万円

2〜5年目:年収340〜400万円

休みの取り方は?

シフト制

土日出勤有

週休2日よりも月8休の形態が多い

施設は365日稼働しているが、リハビリ科は年末年始は休み

勤務時間は?

8:30〜17:30頃までが基本

福利厚生は?

社会保険完備

住宅手当

借上賃貸

給食制度 など

いい点

1人の入所者と長い付き合いができる

年間行事が多く、リハビリ以外でも入所者と多方面から関わることができる

車通勤可能な場合が多いので通勤ストレスが少ない

悪い点

対応する入所者の人数が多い。(1人で30〜50名は普通)

「看取り」をやっている施設もあるため、辛いと感じる人もいる

リハビリの人数が少ない(1人職場の場合も)

その④.訪問看護ステーション:やればやるほど高収入!自由度も高いが責任も求められる

訪問看護ステーションで働くなら、【個人の事業所】と【病院・施設の事業所】の2種類に分かれます。

どちらも給料は高水準ですが、【病院・施設の事業所】に勤めた場合の福利厚生や働き方は病院と同じです。

ですので今回は【個人の事業所】で働いた場合のみ紹介します。

施設・働き方の特徴は?

リハビリの職場の中でも給料水準が高い

休憩は訪問の合間・直行直帰もOKにしている事業所もあるので、リハビリというよりも会社員に近い働き方ができる

管理者の人柄・方針で働きやすさは全く異なるため、面接では管理者の人柄もよく見るべき

給料は?

1年目〜:年収350〜500万円

賞与が無く年俸制の場合も

歩合制を設けている事業所も有

休みの取り方は?

土日祝休みがほとんど(祝日は出勤の事業所も)

年末年始・GWを公休にしている場所も多いので、公私を充実させられる

勤務時間は?

8:30〜17:30頃までが基本

移動時間が含まれるので、多少サービス出勤・残業が発生する場合も有

福利厚生は?

社会保険完備

退職金は無がほとんど

外部研修の参加に積極的な事業所が多い

社用車・社用携帯を付与 など

いい点

やればやるほど年収アップができる

1人の時間が多いので、自由度が高い・対人ストレスが少ない

悪い点

利用者の家を1人で訪問するので安全性が気になる

個人の会社のようなものなので、社会保険完備でない場合もある

移動がバイク・自転車の場合は夏場・冬場はかなりツライ

その⑤.デイサービス:給料低めだけど1人で気ままに働ける!送迎業務は要チェック!

デイサービスも働く場所は【個人の事業所】と【病院・施設の事業所】の2種類に分かれます。

しかし【病院・施設の事業所】であれば条件はほぼ変わらないので、こちらも【個人の事業所】で働く場合の条件をご紹介します。

施設・働き方の特徴は?

「標準型」「リハビリ特化型」「地域密着型」などの種類によりリハビリ内容も異なる

給料はリハビリの職場でも低めな事業所が多い

また1人職場がほとんどなので、対人を気にせずのびのび働くことがでる

給料は?

1年目:年収280〜300万円

2〜5年目:年収300〜350万円

休みの取り方は?

日曜休みが基本

週休2日制

GW・年末年始の稼働は事業所次第なので要チェック

勤務時間は?

8:30〜17:00頃までが基本

利用者次第なので、多少の残業はある

福利厚生は?

社会保険完備

退職金は無がほとんど

いい点

体操などのリハが多いので、身体的な負担が少ない

1人職場なので、休みの調整がしやすい

管理者・施設長代理などの役職につけば年収の大幅アップも

悪い点

送迎業務がある場合も(ハイエースなどの大型車)

入浴介助など、介護業務をさせられることが多い

その⑥.クリニック:高給料だけど定時は遅め・平日休みが欲しい人はピッタリ!

施設の特徴は?

クリニックは小さな病院のようなもので、雇用条件・福利厚生は院長の方針次第

社会保険完備でない施設もあるので要注意

休日や勤務時間が変則的

給料は訪問看護に次いで高い水準で、年俸制の職場もある

給料は?

1年目:年収300〜350万円

2〜5年目:年収350〜450万円

賞与無の年俸制もあるため要注意

休みの取り方は?

日祝が公休、土or木の午後も公休

年末年始・GWは公休にしている場所がほとんど

祝日の数により、月の休みが変動する場合もある

勤務時間は?

9:00~12:30
15:00~19:00

「中抜け」と言われる休憩時間があるので2部制のような勤務時間になる

中抜けの間に訪問リハを組み込んでいる場所もあり、9時〜19時の中で8時間勤務になる場合も

福利厚生は?

社会保険完備でない場合もある

奨学金代理返還制度・学会年間費負担など、独自の福利厚生がある

いい点

年収が高く、初年度で400万円台も可能

院長次第なので交渉で雇用条件を変えられる場合もある

平日休みなのでどこに行っても人が少ない

悪い点

退勤時間が遅い

半日出勤が合わない人もいる

中抜けが長く時間を持て余す場合も

「リハビリ課長」などのポジションは少ないため、キャリア構成が難しい

1人職場の場合があるので、相談しづらい

就職先・転職先を悩むなら転職のプロに相談するのもおすすめ

就職先ってやりたいリハで決めるのか、働きやすさで決めるのか…どうやって選べば良いのかもうわからん!!

就職先・転職先を選ぶときは、自分の中の優先順位を決めることが何より大切です。

しかし、自分のキャリアプラン・生活環境・家族などたくさんの要因から優先順位を決めるのは難しい場合もあります。

そんなときは、転職エージェントに自身の状況を客観的に整理し、転職の方向性を決めるアドバイスをもらうことができます。

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登録は無料なので、一度相談してみましょう!

まとめ

今回は働き方視点で理学療法士の就職先をご紹介しました。

PTは「この疾患をやりたい!」と言う希望はあっても「この労働条件がいい」と言う希望を持つ人は少ないです。

仕事内容はもちろん大切ですが、休みやお金は生活に大きな影響を与えます。

就職先の選び方として、雇用条件で選ぶ方法もぜひ検討してみましょう!

今回は以上です。

お読みいただきありがとうございました!

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