「理学療法士辞めたい」を解決!離職率や辞める理由も紹介【転職の基準】

来年から理学療法士2年目です。
働いてみて、やりがいはあるけどノルマに追われてばかりで、理学療法士としてやっていく自身がありません。経験1年で辞めてしまうのはおかしいですか?

今回の記事では、こんなお悩みを解決します。

記事の内容

理学療法士を辞める人はどれくらい?理由は?

理学療法士を辞める判断基準

理学療法士を辞めた後の転職先について

理学療法士の仕事は、体力勝負であり単位数をこなしながら自分の技術向上のため、常に勉強し続けなければいけない職業です。

学生時代に思い描いていたPT像とのギャップで「辞めたい」と思う人は少なくありません。

しかしいざ辞めるとなると、自分は正しいのか・辞めた後ってみんなどうしてるのか気になりますよね。

「他の人はどんな理由で辞めて行くんだろう?」

「辞めた後ってみんなどうしてるの?」

今回はこの様に、辞めたいと思っているPTが「辞める基準」を決めれる内容を書いていきます。

この記事を書く私は、元転職エージェントで年間100名の転職を支援してきました!理学療法士の退職に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください!

理学療法士ってどれくらい辞めてる?【施設別の離職率】

理学療法士の離職率は、医療分野で約10%・介護分野で約19%です。(厚労省より)

これって低いの?高いの?

他の業種の離職率を見ると以下のようなデータになるので、理学療法士の離職率は平均より少し高めというところです。

(引用:厚生労働省 令和2年上半期雇用動向調査結果

さらに施設別の離職率で言うとこんな感じです。

(引用:医療従事者の需給に関する検討会・第2回 理学療法士・作業療法士需給分科会資料2(平成28年8月5日)

訪問リハビリはノルマがあるので厳しいと感じる方も多いのか、離職率37%とかなり高いですね。

残念ながら年齢別の離職率データが用意できなかったのですが、ミマが転職エージェントとして支援していたとき

理学療法士は3年に1回の転職が普通。というレベルでした。

その中にはもちろん、理学療法士自体を辞める人も多くいたので、理学療法士の早期退職は珍しくないと個人的に感じています。

理学療法士を辞める人のよくある理由

では、理学療法士を辞める人はどんな理由が多いのでしょう?

理学療法士を「転職する」ではなく理学療法士自体を辞める人によくある理由です!

その①.仕事量と給料が見合わない

理学療法士で1番多い理由はやはりお金面です。

理学療法士は性格的に結果を求める・現実的な傾向にあるので

仕事の内容・労働時間と報酬が圧倒的に見合っていないと考える人が多いのです。

ちなみに、1年目の理学療法士の平均年収は300〜350万円・月額23万円〜25万円くらいが平均です。

手元に残るお金だと19万円〜21万円くらい。

就職したときはお金なんて気にしなかったけど、いざ生活を初めてみるととてもじゃないけど暮らせない!

「医療職」そして国家資格を持つ「専門職」なので、もっともらえると思っていた人も多いのでしょう。

それなのに仕事は人を支える・持ち上げるなどの体力仕事であり、常に単位のことを考えノルマもあります。

こんなんやってられない!!!

将来的にそこまで給料の伸び代も大きくはないので、早期に理学療法士を辞めることを考えるのです。

その②.時間外労働が多い

理学療法士は、通常の業務以外の「勉強会」「論文発表」「講習会の参加」など。

業務時間外に求められるものが多くあります。

職場によっては、休日手当や残業代が出る場所も稀にありますが、あまり多くありません。

休みの日までずっと仕事モードなんてやってられない。
勉強会も事前準備が必要だし、時間外労働が多すぎ!

常に新しい症例やリハビリ手法を学び続けなければいけない職業なので

勉強し続けること・向上し続けることが辛い人には、十分に早期退職の理由になりますね。

その③.将来性が感じられない

理学療法士は将来性が低いと言われている職業のため、不安になって退職する人が多いです。

将来性が低いと言われる理由は何?
  • 役職者のポジションが少ないので、立場が上がりにくい
  • 年収アップがしにくい
  • 女性が働きにくい(体力・制度面ともに)

このまま何十年とこの仕事を続けてても大丈夫なのか?

先を見据えて、辞めるなら今のうち!と早期退職に繋がる様です。

理学療法士の「将来性」についてはやりようにより全然変わるので、詳しいお話はこちら。

>>「理学療法士やめとけ」は本当?将来性を元転職エージェントが解説

理学療法士を辞めるかどうかの判断基準は「リハビリをしなくていいか」

理学療法士自体を辞めてしまうのって勿体無いかなあ…

理学療法士の退職を考えるとき、このようなことが頭によぎりますよね。

PT自体を辞めてしまうかどうかの判断基準は、極論ですが「リハビリしなくていいか」が基準になると思います。

理由がどうであれ、理学療法士を辞めるとリハビリをすることはなくなります。

例えばお給料に不満がある場合、

お給料が上がるならリハビリをしていなくてもいいや!

リハビリ以外の仕事をしてまで、お給料を上げたいと思わないなあ…

どちらの考えに近いかを基準にすると、自分の退職への悩みも解決するのではないでしょうか。

優先順位をよく考えてみる

もっと具体的な決め方を教えて!

こんな人は、今の職場で何がいやかをまず書き出してみてください。

その中で、優先順位をつけていき、上位に「リハビリの仕事自体がしんどい」の様な項目があれば

理学療法士を辞めることを考えていいのではないでしょうか。

「PTとしての自信がない」人は考え直す選択肢もあり

周りの同僚がすごくて、理学療法士として続けていける自信がないんです…

良くある退職理由ですが、この場合は理学療法士を辞めることをおすすめしません。

なぜなら、「リハビリが嫌」なのではなく自信の問題なので、転職すれば気持ちを持ち直せる場合が多い傾向にあるからです。

急性期で忙しないリハをしている人は、維持期で1人の時間を長く取れるリハをやってみたりと

リハビリ内容の向き不向きを考えてみるのもひとつの解決法です。

明確な理由が言えない」人は辞めるのをストップ

なんでPT 辞めたいの?

ん〜…なんとなく。しんどいねん。

「ただなんとなく辛いので辞めたい」人は、退職自体の考えを改めましょう。

具体的に「何が嫌」かまとまってから行動に移した方が次を決めやすいです!

理学療法士の転職先の選択肢

理学療法士がもし転職するとなると、どんな選択肢がある?

今回はPTをそのまま継続する場合と、PTを辞めた場合の選択肢を書いていきます。

その①.理学療法士を辞めて転職する場合【おすすめの職業】

今の転職市場では20代の転職なんて良くある話なので、どんな職業でも転職することは可能です。

20代前半なら第二新卒での転職も可能です!

理学療法士のスキルを活かしたい場合の転職先は?
  • 専門学校の講師
  • リハビリ特化の転職エージェント・転職サイト
  • ジムトレーナー
  • 整体師・鍼灸師(資格取得が必要)
  • 一般企業で営業職

PTの専門的なスキルを活かしたい場合は、上の様な職業がおすすめです。

ミマの個人的なおすすめは営業職成果主義なので年収アップが大幅な叶います。
運動部出身が多いPTの性格にも良く合っていて、何よりこれまで培った【コミュニケーション能力】【観察能力】がフルに使えます!

その他にも、事務作業の方がすきなのであれば事務職。

人との関わり自体が好きな人はサービス業なんかもおすすめです。

PTを辞めて一般企業に転職なんて難しそう…

そう思う方は自分1人で転職せず、一般企業の転職に強い転職エージェントをうまく使いましょう。

その②.理学療法士のまま転職する場合

理学療法士として転職する場合は、転職エージェントの利用は必須です。

なぜなら、「リハビリ内容の向き不向き」を判断しないと、また同じ繰り返しになるからです。転職のプロに客観的な意見をもらいましょう。

転職エージェントは使いたくない!と言う方は友人・先輩でもいいですが、

悩み相談に加えて面接対策や書類添削もしてくれるので、転職エージェントの方がお得だよと言う話です。

>>【元社員が解説】リハビリが転職エージェントを使うメリット5つ【失敗しない選び方】

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転職エージェントは最低でも2つ利用して比較しながら使うのがおすすめです。

まとめ:早期退職は理学療法士も普通の時代!辞めたい理由を冷静に判断して解決しよう

最後に今回のまとめです。

理学療法士は離職率も高め、早期離脱をする人は珍しくない

辞める判断基準は「リハビリしなくてもいい」かどうか、書き出して優先順位を考える

理学療法士を辞めても転職先はたくさんある!転職エージェントをうまく使うと◎

経験1年〜2年で辞めてしまうと「本当にいいのかな?」と言う思いがよぎりますが

早期転職・転職歴有が当たり前の時代なので、年齢が若くて辞める理由がしっかりしていればそこまで気にされません。

さらに、転職活動には「やるだけやってみる」と言う選択肢があります。

転職活動をやってみて違うなあとなれば、PTをそのまま続けてしまえばいいのです!

あまり気負いせず、視野を広げるつもりで一度転職活動をしてみるのもおすすめです。

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