【該当の職業】キャリアコンサルタント|実務経験か判断する方法3つ

人事の仕事をしているので、スキルアップとしてキャリコン試験を受けようと思います。「実務経験3年以上」ってどんな職業だったら受験できるか明確に教えて欲しい!

今回はこんな悩みを解決していきます。

本記事の内容

「実務経験3年以上」に該当する職業

実務経験に該当するか判断する方法

自分が実務経験に該当しなかった場合の受験方法

今回は「実務経験に該当するのはどんな職業?」という疑問に答えます。

この記事を書くミマは、実際にキャリアコンサルタント試験を実務経験で受験し合格しました!(筆記試験のみ)

キャリコン試験は他の資格と比べ、無料で得られる情報が少ない資格です。

数少ない情報源になればと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

まずはじめに、キャリアコンサルタント試験って?

そもそもキャリアコンサルタントとは。

キャリアコンサルタントってなに?

資格には2つの種類がある

平成28年に国家資格として誕生した名称独占資格

職業設計・能力開発などキャリアについてアドバイスを行う専門家

キャリコン試験が2種類あるって知ってましたか?

キャリアコンサルタントに関する資格は「国家資格キャリアコンサルタント」と「キャリアコンサルタント技能士」があります。

今回ご紹介している受験方法は「国家資格キャリアコンサルタント」についてなのでご注意を!

キャリアコンサルタント試験の種類については以下の記事で詳しく解説しています。

>>国家資格キャリアコンサルタントとキャリアコンサルタント技能士の違いについて

受験できるのは要件を満たした人だけ

キャリアコンサルタント試験を受けることができる要件は以下の3つ。

キャリアコンサルタント試験を受けれる人って?
  1. 厚労省が指定した講習の過程を修了した人
  2. 特定の経験を3年以上有する人
  3. 技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した方

誰でも受けられるわけではなく、要件を満たした人のみが受験可能です。

筆記試験と実技試験がある

試験内容は筆記試験と実技試験に分かれます。

両方同時・片方ずつ受けるどちらも可能です。

キャリコン試験の詳しい試験内容についてはこちらの記事で解説しています!

内部リンク:キャリコン 試験内容

試験を受けられる媒体は2種類

キャリアコンサルタントを取得するには、JCDA(日本キャリア開発協会)もしくはCC協議会(キャリアコンサルタント協議会)で開催される試験を受験します。

それぞれの媒体で試験内容が異なるので、受験の際は吟味して選びましょう!

受験料金はどちらも一律料金です。

キャリアコンサルタント試験の料金

筆記試験:8,900円(税込)

実技試験:29,900円(税込)

2つの試験を通過して初めて、取得が可能な資格になります。

キャリアコンサルタント試験の「実務経験」に該当する職業は?【3つの方法で判断】

キャリアコンサルタント試験の実務経験に該当する職業には、明確な基準がありません。

さらに、公式HPでも自分の職業が該当するかどうかの問い合わせを行うことはできないとされています。

引用:国家資格キャリアコンサルタント公式HP

じゃあどうやって自分の職業が該当するか判断するの?

判断するには今回ご紹介する3つの方法のうちどれかで確認してみましょう。

その①.受験資格を満たしているかどうかで判断する

公式HPに記載されている実務経験の「受験資格」を読んで判断してみましょう。

実務経験に該当する人の受験資格

労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する方

職業の選択?生活設計?能力開発???

噛み砕くと、転職や就職の進路を決める内容・在職中のキャリアプランに関わる内容だと私は考えます。

上記の内容に、継続的に関わる職業が実務経験になるそうです。(公式HPより)

継続なので、一度だけ相談業務を行ってもは経験に該当しないので注意!

上記の様な経験がある方は、実務経験があるとみなしてキャリアコンサルタント試験を受験できるでしょう。

その②.該当しそうな職業の経験があるかで判断する

冒頭でもお伝えしましたが、実務経験には明確な基準はありません。

そこで、今回はミマがネットの情報・公式HPの情報から考えた該当しそうな職業をあげてみます。

この職業の経験がある方は実務経験に該当する可能性があるのではないでしょうか。

まず、キャリアコンサルティング協議会の公式HPで公開されている実務経験にみなされる一例がこちら。

上の意味を踏まえて、実務経験枠で受験できそうな仕事内容はこの4つ。

実務経験に該当しそうな職業
  1. 転職エージェント
  2. ハローワークの就職相談係
  3. 一般企業の人事
  4. 大学のキャリアセンター

転職エージェント

  • 転職サイト(広告掲載)ではなく、転職エージェント(人材紹介)を業とする会社での経験
  • 転職に携わった経験がないと該当しないと考えられる(面談や書類添削など)

ハローワークでの就職相談業務

  • 就職相談窓口・就労支援の経験
  • 窓口の受付や事務の経験は該当しないと考えられる

一般企業の人事

  • 人事異動や早期退職・スキルアップに関する面談、外国人雇用に携わった経験
  • 採用業務・人事考課面談は該当しない(公式HPより)

大学のキャリアセンター

  • 対象となるのは在学中の学生・既卒3年以内の学生のみ(公式HPより)
  • 就職に直結する相談・就職支援の経験
  • 期末面談などは含まれないと考えられる
  • 大学事務の経験は含まれないと考えられる

このような仕事の経験がある場合は、高確率で実務経験としてキャリアコンサルタント試験を受験できると考えられます。

その③.4つのチェックポイントで判断する

最後は下記のチェックポイントに該当するかどうかで判断してみましょう。

こちらも公式HPの情報などを読んでミマが作成したものです。

あくまで指標になるのでご注意を!

次の項目が全て当てはまるか確認してみよう

転職・就職・キャリアプランに関するいずれかの内容か

在職している人・求職者・学生で就職を希望する人のいずれかの相談か

1対1もしくは少人数での相談か

相手から個人的な希望を受けての相談か(こちらが強制したものではないか)

最低でも月に1名以上の相談を受けているか

ちなみに相談業務の定義とはキャリアコンサルティング協議会では以下の様に記されています。

これらの項目が全て該当するならば、実務経験に値する確率は高いのではないかと考えられます。

実務経験に該当すると判断したらやること

じゃあ僕は人事労務でキャリアプランの相談業務を行ってたから、実務経験で試験を受けれるってことね!

いいえ、まだ確定ではありませんよ!

実務経験に自分が該当するかどうかは、自己判断で決めることができません。

自分の職業は該当しているな〜と思ったら、ぞの後に必ず実務経験証明書を提出して承認してもらいましょう。

なぜなら、承認がなければ実務経験で試験を受けることは不可能だからです。

実務経験証明書の申請方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

キャリアコンサルタント|実務経験証明書の申請方法とポイント【実例有】

自分の職業が実務経験に該当しなかった場合の解決方法

僕の経験は実務経験に該当しなかった…。キャリコン試験は諦めるか。

実務経験に自分が該当しない場合でも、他の手段で受験することが可能です。

時間とお金がかかりますが、厚労省指定の講習を受講すれば受験資格を得ることができるので、そちらの方法で受験してみましょう。

まとめ

今回はキャリアコンサルタント試験の実務経験に該当する職業についてのお話でした。

実務経験に該当すると考えられる職業4つ
  1. 転職エージェント
  2. ハローワークの就職相談係
  3. 一般企業の人事
  4. 大学のキャリアセンター

該当する職業に明確な基準はなく、申請して初めて自分が該当するかどうか確認することができます。

申請しないとわからないなんて、めんどくさいなあと正直思いますが

実務経験で受験できれば30万円くらいかかる講習代が浮くので、かなりのメリットが感じられます。

少しでも該当する経験をお持ちの方は、ダメ元でも一度申請してみましょう。

1 COMMENT

川村 和徳

現在64歳
30歳から48歳まで商業の高校教員をしてました。自ずと卒業後就職者が多く半数が就職志望でした。当然、1年次から進路指導があり、クラス担任も延べで12年間経験があります。したがって就職支援活動は12年間は見ることができると思いますが、退職しておりますので、証明の方法がわかりません。当時同僚だった先生が副校長をしている方もいます。
方法を教えていただきたくメールしました。
よろしくお願いします。
現在ジョブ・カードに関連した「キャリア形成サポートセンター」に勤務しております

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